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株/投資/ヘッジファンド/きまぐれぽんた

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オリジンのお話


オリジン東秀は、イオンが行った同社株の公開買い付けに対して、賛同の意を表明。
ドンキホーテは現在主要株主となっており、12%ほどを保有中ではあるものの、今回
オリジンに対してTOBを発表し、オリジンからは反対表明を取締役会より出されて
いた。イオンの公開買い付け価格は1株3100円とドンキホーテの2800円を大きく
上回っていることがひとつポイント。さらにイオンは応募株数の上限が設定されて
おらず、発行済み株式の50.1%を超えて応募がなされても、全株買い付けを行うと
している。これが二つ目のポイントでこのことを書いたのが2月1日。その後ドンキは
何か対策を考えてるよ~今は言えないけどって書いてたの、覚えてる?イオンは
買い付け株数の上限は設けていなかったけど、下限を設けていたんだよね。これは
リリースを見れば分かることだけど。ってことは発行済株式数の50%以上の応募が
ないと成り立たないTOBってこと。その時点でイオンはオリジンに頼まれてホワイト
ナイトになろうとしたけど、リスクを取って30%などの中途半端な株数でのTOBを
かける気は全く無かったわけ。で、ドンキは成功しないTOBにTOBで対抗する
くらいなら自分で買い増しをマーケットでしちゃったってわけ。法的にはグレーなのかも
しれないけど、ドンキとしてはこれしかない。次世代型コンビニの実現を掲げ、
オリジンに敵対的買収を仕掛けていたが、オリジン側の反対が予想以上だったことや、
もう一つの理由からドンキは子会社化を断念したってことだね。ドンキは、最終的に
イオンが行っているオリジン東秀株のTOBに応募する事になった。なお、イオンは
TOB期間を延長するとしている。3月1日までとしていた買付期間を3月13日まで
延期すると発表。ドンキのグループ以外の株主に対しても広く応募する機会を提供
するためという。イオンは、オリジン株50%以上の取得を目指しているが、株数の上限を
設定していないため、保有比率によってはオリジン株が上場廃止になる可能性がある。
ここはイオンさんに任せて、TOBに応募するのがいいのかもしれないね。

イオンも岡田元也社長がドンキの安田隆夫会長にTOBへの応募を要請し、快諾を
得たと発表。オリジン株をめぐる両社の争いに終止符が打たれることとなった。TOB
成立後に両社で事業協力の話し合いを進めることで合意したイオンとの共同会見に
臨んだドンキの安田会長は、オリジンの買収を見送った理由について、現場の人の
ために一番いいのではないかと確信したと語った。一方、イオンの岡田社長は私は
完全に負けたと思っていたと述べた。まぁこれも相手を持ち上げての表現だけどね。
ドンキは、ちなみにこのイオンのTOBに応募することで、すなわちオリジン東秀株を
手放すことにより約57億円の株式売却益が得られる見込みとしている。十分な収益
だったということで・・・


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